2013年9月9日月曜日

線路に入った犬をとっさに助けた話

犬木加奈子ホラー自選集 2 (グループゼロ)

対・人間にじゃないけど。
電車をホームで待っていたら、線路の上に子犬が入ってきた。
なんだかしっぽまで振って、自分の方見上げてて。

そこにあのカンカンという音が。



電車が視界に入るぐらいの距離でも、子犬は逃げようともしない。

後ろでオサーンが、「あらら、あらら」とか言ってるけど何をするでもなし。
ダマレ。

「あっち行け、シッシッ」といっても、効果なし。


動転しながら、とっさに持ってたパンをひっぱりだして線路の外に放りなげたら
嬉しそうにパンを追って子犬は去っていった。
すぐに電車が駆け込んできて、結構危機一髪だったんだと実感。
しばらく足が震えてたまらなかった。

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