2013年8月31日土曜日

中3の頃、話の中でやたらと法律の条文を持ち出すTってやつがいた。


中3の頃、話の中でやたらと法律の条文を持ち出すTってやつがいた。

例えば「ノート貸して」というと、
「あ、これね。いいけどこれって契約だよね? こういうのは民法236条によれば~」
と、何かにつけて条文持ち出してた。



ある日、この話を姉貴(当時、大学の法学部生だった)にしたところ、
Tの言ってる条文は全て間違ってるということが分かった。

正直、Tの行動をうざく思ってた俺は、どうしたらいいかと姉貴に尋ねた。

姉貴は、「だったら刑法199条って何って聞けば? 
法律知ってるなら答えられるはずだから」と答えた。(ちなみに199条は殺人罪)

次の日、Tに「刑法199条って知ってる?」と尋ねると、
Tは「お前も法律に興味を持ってくれて嬉しい」とか何とか喜んだあと

「でもその条文は解釈が難しくて学者の間で意見が割れてるんだよ。昭和51年の判例によれば・・・」

とか言い出したので、俺は言ってやった。

「いや、199条って殺人だろ?解釈で意見が割れるほどのもの?」

あの時のTの顔が忘れられない。

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